2月24日第二回おてらくごが開催されました!

先週行われた新年会では、昨年に引き続き「おてらくご」を開催させて頂きました。将来の次世代につなげていく為の課題として、また、「開かれたお寺」のイメージ作りの一環として、落語を始めさせて頂いた訳です。

ご存知のように西真寺は、信濃飯山の藩主であった堀竒によって建立された寺院であります。

長岡城下町と村上城下町の基礎を作り、新潟港と信濃川水運を整備した堀直竒の父直政は、浄土真宗の僧侶上がりの堀秀治の家臣でありました。その関係もあり、当山は、堀家の家中寺であったのです。この為、内陣にある、親鸞聖人御影は、直の番頭 早川十郎右衛門が寄進したものです。 

また、堀直竒は、徳川家に仕えた「御咄衆」(おはなししゅう)でもありました。落語の祖師は僧侶でありますが、この「御咄衆」も為政者(いせいしゃ)の相談相手であり、同朋とも呼ばれ、落語の噺家(はなしか)としての基礎を作ったと言われています。

この堀竒と当山にまつわるご縁を大切にし、次の世代にも伝えていく意味において「おてらくご」開催の意義が深まるものと願い、今後も続けていく所存でおりますので、ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。

無南阿弥陀仏               釋直徳