怨憎会苦(おんぞうえく)に対する私たちのはたらき

 

ひとの嫌なところばかりが取り上げられる世相ですが、私たちの内界、すなわち「内なる影」にも目を向ける必要性を常に感じています。

ジェイムズ・ホリスはこの「影」のワークについて「世界で起きている過ちは同時に私たちの内面にある過ちでもあると理解することである。共通の条件、共通の欲望、そして共通に陥りそうな誤りを共有しているのだという認識があると、私たちは相手を傷つけたり、周囲の人を見下したり、敵を憎んだりしなくなるものだ」と述べています。詳しくはジェイムス・ホリス著『「影」の心理学~なぜ善人が悪事を為すのか?~』参照

また、「自己顕示、自己嫌悪、私のこころのうらおもて」という「相田みつお」さんの言葉も身に染みます。